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IRREGULAR STEPS

​Year / 2012

Installation

Irregular Stepsは合理性最優先で計画された生活環境やシステムに対して問いを提示することを目的としたインスタレーション作品。

 

規則正しいことだけが合理的なのではなく、複雑であるほうが合理的(快適)なこともあるのではないか。これからのデザインを考えていく上での'Anti-standardisation(反規格化)'の思いを階段の形を借りて表した。

通常階段は同じ高さや奥行きの段差の繰り返しで構成されている。各々歩きやすいリズムやスケールというものがあるように思うが、上り下りする時にはあらかじめ設定された一定のリズムに従わなければならない。

 

いくつかの異なる高さの組み合わせで構成されたこのインスタレーションでは、どのような順序で上り下りしても同じ高さが連続しないように配置が考慮されている。慣れると見た目の複雑さに反して、山道を歩く時のように自分なりの歩きやすいルートが見つけられるようになってくる。

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Concept, Design, Research and Development, Production: 荒木 宏介

Video and Photography: 荒木 宏介

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